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【町工場がつくるIT企業】「下請け」から「課題解決型のものづくり」企業に向けた事業づくり

有限会社旭電機製作所

プロジェクト概要

大手企業の下請けとして発展してきた旭電機製作所。これまで培った技術を活かし、他のものづくり会社の課題解決をする企業になっていくために、新しい事業を確立したい!

自己紹介と事業紹介

旭電機製作所は、父が創業した創立75年になる電気電子組立作業、トランス設計製造をする会社です。某大手企業の保護継電器は日本製で、弊社がOEMで製作しており、その下請けとして売上の8割を受注してきました。日本では1社しかない仕事でした。しかし、2015年にそれが生産中止になり、売上の7割の仕事を失いました。仕事の幅や業種を増やさなければならない状況ではありましたが、4つの部門をきちんと明確にして①ユニット事業 ②基板組み立て事業 ③トランスコイル事業 ④盤の制作事業 を立ち上げ対応してきました。これらの仕事を作業の効率化でIOTなどを使いながら、自動化につとめてきました。生産中止による事業見直しから約10年ですが、4つの部門で設計者なども育成できなかったので、まだ他社に圧倒的な差をつけられない状況です。

副業人材を募集する理由

下請けの仕事から会社が発展しましたが、不景気になってしまい、10年前に事業の見直しを迫られました。社員の採用や育成をしてきても、すぐには会社の技術力や発展的になっておらず、人手不足の問題や、受注量の減少で経営が不安定になっています。しかし、最近は幹部メンバーを確立し、他社からは元気な若手が多いと言ってもらえるようになりました。右腕を育てるとともに、若手をリーダーにしていく体制ができ初めています。
町工場のものづくりは、安さだけで勝負してきましたが、物をつくらないソフト会社は、急成長をしています。町工場のノウハウを活かせないかなど、試行錯誤してきました。自社の製品はないのですが、自社で制作した治具など便利なツールを製作して活用しています。現在電子部品の挿入するロボットをつくり、特許も取得しております。最近、ゴルフの練習キットや作業改善のためのベルトコンベアーの設置依頼をされるようになりつつあります。
大手製造業や町工場の現状は、生産技術者が不足しています。そんな中、弊社はものづくりをしながら、システムインテグラ-をしていきたいと思っています。またCADの図面やPLCやロボットなどを提案できるように人財育成していきたいです。幸い、弊社に週2日ペースで来てくれている技術者が2人います。すでに75歳と65歳になるのですが、若手社員に技能を習得していきたいです。その2人が指導してくれているうちに今後事業の幅を持たせたいです。

具体的な業務内容

私の描いているビジョンは 「町工場がつくるIT企業」です。今後は、自社で培ってきた技術を活かして、ものづくりとITの力で、お客様の困り事を解決する「課題解決型のものづくり」をしていきたいと思っています。
事業のタネとなる技術は、色々あります。ものづくりは今後もなくならないので、そのノウハウを継続して、新たな事業を立ち上げたいのですが、どのように立ち上げるか、どのように宣伝するかを一緒に考えたいです。
副業の方には、私の右腕となっていただき、弊社について知ってもらった上、今後の事業の整理や戦略について考え、実際に進めていきたいです。また、今後の体制づくりのため、経営計画など社員にも伝えていき、組織へ浸透させていきたいです。

①事業理解
・旭電機製作所のこれまで、想いや目指すビジョン
・現在の事業や技術など
・今後の事業アイデア

②戦略づくり
・サービスの特長や課題の分析
・ターゲットの検討、市場リサーチなど

③今後の事業プラン作成
・今後の事業プラン、ロードマップの作成

④組織への浸透
・社員への周知へ組織への浸透方法などを検討、実施

色々とお話をしながら、どのような内容で進めていくかを決めていき、試行錯誤ができればと考えています。

※本プロジェクトは「令和7年度つながる茨城チャレンジフィールドプロジェクト」内「iBARAKICK!」の一環として実施します。https://ibarakick.etic.or.jp/

私たちがつくりたい社会/未来

これまで弊社で培ってきた町工場としての経験と技術を活かして、他社の町工場の業務改善になるロボットやベルトコンベアーの制作などを行ってきました。
このような内容をもとにして、他の町工場にカスタマイズして導入することが可能です。
課題解決型のものづくりを行うことで、価格競争の激しい下請けのものづくりではなく、独自製品として付加価値をつけていきたいと思います。
利益率を高めて、自社の設備投資による業務効率化、人財採用や育成を行い、技術も伝承していき、若手が活躍できる会社にしたいです。
また、弊社だけでなく、お客様の会社での生産効率化などによって、茨城のものづくりや雇用創出にも寄与したいと思っています。

募集要項

事業のテーマ
  • ものづくり
役割・スキル
  • 社長の右腕
  • 経営企画
  • CXO・経営幹部
注目キーワード
価値観・カルチャー
契約期間
  • 6ヶ月
期待すること 「町工場がつくるIT企業」に向けた今後の事業プランとロードマップの作成、組織への浸透
・事業のアイデア出しやリサーチ
・事業ターゲットや導入に向けた戦略づくり
・プラン作成と会社内の周知と浸透
募集する人材像、スキル ・自発的な提案ができる方
・アイデア出しを楽しく一緒にできる方
・事業の整理、経営などの知識・経験がある方
勤務スタイル 週1回のオンラインMTG
必要に応じて、現地でのMTG
赴任交通費 企業負担
謝礼 月額 30,000円
マッチングプロセス 本プロジェクトは、茨城県庁主催「iBARA KICK!」(茨城県からNPO法人ETIC.が受託した関係人口創出プロジェクト「令和7年度 つながる茨城チャレンジフィールド プロジェクト(JOIN US)」)の一環で募集しています。

■iBARAKICK!公式ホームページ(説明会申込もこちらから)
https://ibarakick.etic.or.jp/

【マッチングまでのプロセス】
1.本ページから申し込む
「この求人に申し込む」ボタンよりエントリーください(併願不可)
※エントリーは説明会への参加が完了していなくても、説明会申込が完了次第可能です。

2.書類選考
エントリー内容より、書類選考をさせて頂きます。
選考結果はメールにてお伝えいたします。
(書類選考後に、コーディネーターとの面談を行う場合があります。)

3.企業面接(Zoomを使用)
受入れ企業との面接を実施します。ご自身のPRの場としてご活用ください。
※後日、合否のご連絡をさせて頂きます。
その他

代表メッセージ

代表取締役
薄井恒夫
10年前に下請けの仕事を大きく失い、そこから10年掛けて、新しいものを活用したい!とチャレンジする土壌をつくってきました。既存の事業と新しい事業の両軸を進めていき、次の10年に向けて、右腕や若手のリーダーを輩出していきたいと考えています。
令和になって、経営計画などを策定し直して、社員にも共有してきました。今年はHPのリニューアルも行い、これからの事業を発信していきます。
人手不足、賃金の高騰などで日本もものづくりはもっと深刻な時代に突入します。私たちの町工場がものづくりを大切にしながら、ITやAIを活用して、少しでも日本全国の町工場を支えていける企業を目指しています。
この機会に、自社のスキルアップと社員教育、社内外に新しい旭電機製作所を浸透させていきたいです。
私や幹部メンバーと一緒に、これからの旭電機の事業を考え、実行していける方との出会いを楽しみにしています。

[PROFILE]

創業者の父のもと、ものづくりの経営の英才教育を受けて育ちました。2009年に2代目の代表に就任。

企業・団体概要

企業・団体名: 有限会社旭電機製作所
設立日: 1961年04月
代表者肩書: 代表取締役
代表者名: 薄井恒夫
従業員数: 50名
資本金:
売上高:
事業内容: 製造業(電気機器組立)
・各種コイル・トランス、電気機器の設計、製造、販売ほか
・日立製保護継電器 組立、調整、検査
物品の荷役、梱包、入出荷、保管及び管理業務
電気部品の販売
業種: 製造業
WEB: http://asahiew-ltd.com
所在地: 茨城県水戸市酒門町4281

コーディネーターより

株式会社えぽっく
若松佑樹
創業75年の旭電機製作所さんは、ものづくりの力を活かしながら、ITの力を掛け合わせて、新しい事業をつくっていきたいと考えています。
お打ち合わせのなかで、しっかり作られた経営計画や人事規定を拝見し、今後にむけたビジョンを策定されていました。
それを浸透させ実行していくためには、新たな力が必要です!
事業や経営に明るい方に右腕となっていただき、「町工場がつくるIT企業」実現に力をかしてください!

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