多数の社寺建築を手がけ、長野県産木材の活用にこだわる工務店とともに、建築現場で発生する端材を「木の温もり」を伝える商品に生まれ変わらせる事業戦略を描きます。
日本における木造建築は、1,000年以上の歴史を誇ります。私たち寺島工務店は、その歴史と文化を継承すべく、1963年の創業以来「匠の技」にこだわった事業を行ってきました。これまでに数多くの社寺建築を手がけ、現在も宮大工が在籍しています。伝統工法に精通した大工の技術力や経験を活かし、信州・安曇野で古くから信仰を集める穂高神社の拝殿・神楽殿の建替えなどに携わってきました。
大型木造建築の実績が評価され、2022年には長野県の郷土食「おやき」を発信する拠点「OYAKI FARM BY IROHADO」の施工も担当しています。「大地から生まれ大地に還る」建築を目指して設計され、環境に配慮した木造建築として、日本の伝統文化を継承する場にもなっています。
近年は、 壁が呼吸し室内の空気を快適に保つ「WB工法」を用いた住宅施工にも注力し、「人」「家」「地球」に優しい安心の家づくりとして大変好評を頂いています。また、弊社のグループ会社「(株)GREEN WAVE」では、中華料理店「白玉蘭」の運営を手掛けるなど、事業領域も積極的に拡大中です。
長野県は全国的にみても森林率が非常に高い県です。そのため高品質な木材が手に入りやすい地域ではあるものの、調達コストが高く、森を手入れできる人材が不足していることなどが要因となり、木材は活用されず、山は荒れてしまっています。一方で、市場で安く流通している海外産の木材は、長距離の輸送が伴うため環境負荷が高く、海外情勢の変化による影響も受けやすいというリスクをはらんでいます。
弊社では、地場の資源を活用し循環型の社会を実現するため、長野県産木材を積極的に活用した建築を手掛けています。施工の際、木材を加工する過程では端材が発生してしまいます。この端材を活用するため、弊社ではテーブルや椅子といった家具や、まな板やしおり等の小物など様々な商品を試作してきました。職人集団として様々な商品を形にする技術力はあるものの、マーケティング人材がおらず、事業化には至っていませんでした。
SDGsが浸透し、コロナ禍を通じて快適な暮らしを求める方が増えるなかで、長野県産材を使った家具や小物に対するニーズが高まっているのではないか。この機会を逃さず、さらに多くの方に長野県産材の魅力を伝えるため、県産材の活用事業をすすめていきたいと考え、今回副業人材を募集することにしました。
副業人材の方には、長野県産材を活用した事業のプロデューサーとして、弊社がもつ強みや特徴をどのように事業に昇華させていくかを考え、事業戦略を立案いただきたいと考えています。現時点での仮説として、自然に触れる機会の少ない都心部に住む若者や子育て世代を主なターゲットとして想定し、気軽に木の温もりを感じることができる小物をつくり販売していく方向性を検討しています。質が高く環境負荷も低い県産材へのこだわりや、熟練の職人技といった弊社のもつ強みを活かし、どんな人を対象にどのような商品をどうやって販売していくとよいのか。日本が誇る文化の一つである「木とともにある暮らし」をより多くの方と分かち合うための事業戦略を、ともに描いていきたいと考えています。
※本プロジェクトは、ながの起業家創出プログラム「NAGA KNOCK!(ナガノック)」の一環として実施しております。エントリーはNAGA KNOCK!公式HP上よりお願いします。
▶NAGA KNOCK!公式HP:https://nagaknock.etic.or.jp/project
※YOSOMON!サイト上の「この求人に申し込む」ボタンからエントリーはできません。
日本はもともと、「木とともにある暮らし」を大切にしてきました。その土地に育つ木を加工して家を建て、様々な道具をつくり、薪を焚いて風呂を沸かす。木は生活に欠かせないものでした。時代の変遷とともに新たな建材が普及し、安価で大量生産された道具が出回り、ガスや電気が使われるようになり、木と私たちの距離が遠くなってしまっているのではないでしょうか。
そして現代、気候変動が進行し、行き過ぎた経済合理性を省みる動きも広がるなかで、「木とともにある暮らし」の価値を改めて見つめ直したいと私たちは考えています。長野県産材を使ったプロダクトを起点に、自然の豊かさに触れ、地球環境や地域経済に意識を向ける、大きな変化につながる小さなきっかけをつくっていきたいと思います。
事業のテーマ | |
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役割・スキル | |
注目キーワード | |
価値観・カルチャー | |
契約期間 | |
期待すること |
○弊社がもつリソース・特色の理解 ○商品ターゲットの策定 ○商品アイディアの検討・検証 ○販路の検討・検証 ○今回の事業を立ち上げることで、下記の状態を目指したい。 ・副業期間終了時:県産材を活用した商品の事業戦略を1つまたは複数案提案する。 ・副業開始の1年後:商品の試作やテストマーケティングが完了し、商品をリリースする。 ・副業開始の3~5年後:5名程度雇用できる事業に育っている。 |
募集する人材像、スキル |
・事業戦略立案、商品企画、マーケティング等の実務経験のある方 ・抽象的なコンセプトを具体的なアイディアに落とし込むことが好きな方 ・柔軟な発想で考え、フットワーク軽く行動できる方 ・森、山、自然が好きな方 ・地域循環型社会、気候変動等に関心のある方 ・「木とともにある暮らし」に共感する方 |
勤務スタイル |
・週1回のオンライン打合せ ・基本テレワーク(週稼働6~10時間程度) ・普段のコミュニケーションはslackを使用 ・月1回程度の現地訪問での打合せ、プロジェクトの進捗に応じた現地活動(インタビュー。フィールドワーク、意見交換等)の実施 |
赴任交通費 | 企業負担 |
謝礼 | 月額 33,000円 |
謝礼の詳細 | 月額3~5万円程度(スキルやご経験により相談) /プロボノも可(副業禁止されている方も応募可能です) /現地への交通費は毎月1回、上限20,000円(補助・月1回まで)/宿泊費については別途応相談 |
マッチングプロセス |
本プロジェクトは、長野市主催「NAGA KNOCK!」(ながの起業家創出プログラム)事業の一環で運営事務局のNPO法人ETIC.が募集およびコーディネートをしています。 NAGA KNOCK!は、長野市で社会課題解決に向けた取り組みを行いたい経営者と共に新規事業を起こし、長野市での起業する人を生み出す約半年間の実践型プログラムです。副業終了後は、個人起業・(起業準備)・共同会社設立・受入企業での新部署立ち上げなどを目指します。応募前に必ず公式サイトをご覧ください。 ▷NAGA KNOCK!公式HP:https://nagaknock.etic.or.jp/ 【マッチングまでのプロセス】 Step1:NAGA KNOCK!公式HP内にてエントリーをお願いします。 NAGA KNOCK!公式HP:https://nagaknock.etic.or.jp/project ※YOSOMON!サイト上の「この求人に申し込む」ボタンからエントリーはできません。 Step2:書類選考 エントリー内容より、書類選考をさせて頂きます。 選考結果はメールにてお伝えいたします。 Step3:事務局面談(Zoomを使用) 事務局との面談を実施します。エントリーの経緯などをお聞かせいただきます。※選考の場ではございません。 Step4:企業面接(Zoomを使用) 受入れ企業との面接を実施します。ご自身のPRの場としてご活用ください。 ※後日、合否のご連絡をさせて頂きます。 Step5:契約に向けた最終打合せ(Zoomを使用) 契約内容等の摺合せを行います。 2024年10月〜2025年3月が業務委託契約期間です。 |
その他 |
企業・団体名: | 有限会社寺島工務店 |
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設立日: | 1968年01月 |
代表者肩書: | 代表取締役社長 |
代表者名: | 寺島秀敏 |
従業員数: | 29名 |
資本金: | 10,000,000円 |
売上高: | 990,687,605円(2023年度) |
事業内容: |
・社寺建築 ・大規模木造建築 ・一般木造住宅設計施工(WB工法) ・一般建築内の造作・内装工事 |
業種: | 建設業 |
WEB: | http://trsm-bco.jp |
所在地: | 長野県長野市安茂里小市2-19-2 |
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