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【フクシマックス】2025年春に福島の被災中心部に開業する最先端のサイクリスト拠点で、自転車文化醸成や自転車メーカーの発掘をするメンバーを募集!

L7株式会社(エルセブンカブシキガイシャ)

プロジェクト概要

「福島の被災中心部にサイクリスト拠点を作り、被災地の自転車文化形成と交流人口拡大に貢献したい!連携先の自転車メーカーをあなたの力で富岡へ!地域内外への魅力発信も一緒にしていきませんか?」
▶プロジェクト紹介動画:https://youtu.be/1_S3oLq1iC8

※本プロジェクトは、福島県内 12 市町村における副業を通じた起業家創出プログラム「フクシマックス」に参加を希望される方を対象にしております。プログラムの詳細は下記の公式HPよりご確認ください。
▶フクシマックス:https://yosomon.jp/fukushimax

自己紹介と事業紹介

■初めまして、野田翔一郎と申します。
サイクリストが急増しているにもかかわらず、車で30分圏内に自転車店が一店舗もない特別な地域が存在します。2011年の東日本大震災で被災した福島第一原発の周辺地域です。この地域は原発事故による避難指示によって一時的に人口がゼロになりました。
私はそんな被災中心部で、バーチャル購入の仕組みや無人厨房カフェを併設したサイクリスト拠点の開業を目指して活動しています。

私はもともと、PwCという大手外資系コンサルティング会社で、社会課題解決や地方創生のプロジェクトを数多く担当してきました。そして2017年からは、福島の原発被災地で産業の活性化や交流人口の拡大に携わっています。PwCの最年少シニアマネージャーとして福島復興プロジェクトのリーダーを担当した後、複数企業の設立を経て独立しました。

私生活では、被災地で活躍するリーダー達に感化されて、福島県富岡町に家を建てて家族と共に移住し、富岡町内で福島の地域活性化に取り組む「L7株式会社」を立ち上げました。
現在は、地元の起業支援団体や国・県などと連携して、福島への起業家呼び込みや交流人口拡大のプロジェクトを進めています。

■なぜサイクリスト拠点なのか?
私の趣味は自転車(ロードバイク)なのですが、東京に住んでいたときに富岡町まで250kmを「チャリ通」したことがあります。早朝に出発して夕方に到着してしまったため、チャリ通ができる距離ではないことに気付いたのですが、もうひとつ気づいたことは、「福島の被災地はサイクリストが増えているにもかかわらず、自転車店が1軒もない」ということです。もともと原発周辺地域には自転車が10軒以上ありましたが、原発事故の強制避難で自転車店がゼロになってしまったのです。(浪江町で再開した自転車店が1店舗あるが、現在は開店休業状態)

そこで、趣味の自転車で福島復興に貢献したい!と考えて、自転車業界の仲間とともに「福島復興サイクルプロジェクト」を立ち上げ、富岡町でのサイクリスト拠点整備に向けて活動を始めました。

この町であえて、自転車店を開業する目的は大きく2つあります。
1つ目は、住民の方々の生活環境の整備。交通公共機関が少ないこの町では、自転車が地域の重要な交通手段であるため、生活環境整備に貢献することです。2つ目に、自転車文化の啓蒙活動。娯楽としてのサイクリングは地域の豊かさに繋がるのと同時に、スポーツバイクの整備拠点があることでサイクリストの来訪促進(=交流人口拡大)にも貢献するため、地域活性化にも貢献すると考えます。

副業人材を募集する理由

本プロジェクトは、「福島復興サイクルプロジェクト」と称して、株式会社なるしまフレンド代表取締役の鈴木淳氏や、スポーツジャーナリストの橋本 謙司(ハシケン)氏などの国内の自転車業界の著名人なども協力体制を得て、企画設計を進めています。
▶福島復興サイクルプロジェクトWEB:https://libertypark.jp/

開業に向けて、自転車事業を運営する人材(メカニック)の募集、事業計画の策定、店舗の建築設計を進めていますが、実際に手を動かせるメンバーが少ないことが現状の大きな課題でもあります。
また、店舗をオープンするだけでなく、独自性を出すためにまだ日本ではほとんど知られていないような新興のスポーツバイクメーカーを開拓したり、地域における自転車文化の啓発活動などにも取り組みたいと考えているのですが、リソースが足りない状況です。

そこで、フクシマックスを活用して、福島の原発被災地にサイクリスト拠点を作り、新たな自転車文化形成を通じた地域活性化に取り組むプロジェクトの趣旨に共感して頂けるかたにプロジェクトに関わって頂きたいです。2025年春の店舗開業に向けて、今まさに走り出したところです。
ぜひ「福島復興サイクルプロジェクト」の一員として、ともに挑戦をしませんか?

具体的な業務内容

実際に、取り組んで欲しいと考えていることは下記の2点です。

①海外や国内の自転車メーカーの発掘・仕入交渉(特に日本で知られていない新興メーカー等)
 ・メーカーとの共同による試乗イベントなどの地域に対する販促活動
 ・自転車店の開業に向けた販売代理契約の交渉など
②富岡町をはじめとする原発被災地地域における自転車の普及促進
 ・スポーツ自転車(ロードバイク等)の普及に向けた試乗イベントの企画
 ・店舗開業に向けたプレイベントやSNS発信などの販促活動など
ーー
具体的な進め方は現在検討中なので、相談しながら随時決めていきたいと思っています。
①・②双方に関わって頂ける方でも、片方でも問題ありません。
私と一緒に、自転車を通じた富岡町の地域活性に取り組んで頂ける方の参加をお待ちしています!

私たちがつくりたい社会/未来

最後に、サイクリスト拠点の先にある私のビジョンをお伝えします。
私は福島県富岡町に移住するにあたって、国・県・地元プレイヤーとともに福島の復興プロジェクトに取り組む会社として「L7株式会社」を立ち上げました。L7というのは、Lではじまる7文字の単語という意味で「Liberty」を示しています。

私の移住した富岡町には、原発事故の除染が完了しておらず、13年経った今でも住めない地区があります。(注:私が移住した地区は2017年に住めるようになっています。サイクリスト拠点も同じ敷地内に整備しますので、放射能の心配はありません)
これだけ長い間、居住人口がゼロだった地域は日本の中で福島の原発被災地だけです。逆に言えば、自由な発想でゼロからのまちづくりが出来る日本唯一のフロンティアともいえます。必然的にこの地域には、「これまでにない新しいことにチャレンジしよう!」と考えるフロンティア精神あふれる若者や起業家が集まっています。その一方で、地域のマジョリティを占めるのは田舎ならではの保守的な思想、というのが私の感じていることです。結果的にこの地域でも、数々の禁止事項や同調圧力など、地方ならではの保守的な圧力がかかることがあります。こうした風潮が福島のフロンティア性を阻害してしまうのではないか?というのが私の問題意識です。

そのため、地域の自由な発想や寛容な心を醸成していきたい、というのが私の願いであり、サイクリスト拠点においても「文化的自由」(Cultural Liberty)というキーワードを大切にしています。「自転車はこうあるべき」といった固定観念にとらわれず、例えば「世界最速のママチャリ」や「スポーツ自転車をいかに“遅く”走るか?を競うレース」、「馬と自転車の異種混合レース」など、自転車の新たな楽しみを発掘することで、自転車を媒介に文化的自由度を高めていく場にしたいと考えています。

またサイクリスト拠点のビジネスモデルについても、これまでにない売り方などにチャレンジしていきたいと考えており、自転車業界の新たな可能性を切り拓くことに少しでも貢献できれば、と考えています。

募集要項

事業のテーマ
  • 地域活性化・まちづくり
  • 被災地復興
  • スポーツ・エンターテーメント
役割・スキル
  • 営業
  • 事務・サポート業務・秘書
  • 企画・商品開発・プログラム設計
注目キーワード
  • 地域活性化・まちづくり
  • プロボノ・ボランティア
価値観・カルチャー
  • スタートアップ・ベンチャー・成長志向
  • チームで協力しあって動く・決める
  • 若手歓迎・スタッフ育成意欲のある組織
  • 個人の可能性が開花する
契約期間
  • 3ヶ月
期待すること 下記の双方もしくはいずれか。
・メーカー(特に海外含めた新興メーカー)の発掘と仕入交渉
・12市町村内に対する自転車文化の啓蒙活動(自転車人口を増やすこと)
募集する人材像、スキル ・スポーツバイクが好き!または興味がある方!
・英語が話せる、使える方(可能であれば…!)
・マーケティング全般の知見と実務経験をお持ちの方
・自ら主体的に考え、仕事をする姿勢をお持ちの方
※全てを網羅していなくても構いません。
勤務スタイル 2ヶ月に1回程度の現地MTG+週1回のオンラインMTG。それ以外はリモートで作業。
赴任交通費 要検討
謝礼 月額 10,000円
謝礼の詳細 ※未経験者の場合は月額10,000円ですが、経験者は月額20,000~60,000円を目安として優遇させていただきます(目安:メーカー発掘業務経験者40,000円、自転車普及業務経験者20,000円、両業務の経験者60,000円)
マッチングプロセス 本プロジェクトは「福島相双復興推進機構 福島県内 12 市町村における兼業・副業を通じた起業家創出モデル実証事業」の一環で、運営事務局のNPO法人ETIC.が募集をしています。

フクシマックスは、福島県内12市町村の経営者の新規事業に副業として関わりながら、将来的に福島県で起業する力を身につける実践型のプログラムです。応募前に必ず公式サイトをご覧ください。
▷HP:https://yosomon.jp/fukushimax

【マッチングまでのプロセス】
1.公式サイトの確認
参加費や福島12市町村にて実施するプログラムのスケジュールについて、ご確認をお願い致します。
▷HP:https://yosomon.jp/fukushimax

2.本ページから申し込む
「エントリー」ボタンよりエントリーください。

3.書類選考
エントリー内容より、書類選考をさせて頂きます。
担当コーディネーターより選考結果をメールにてお伝えいたします。

4.担当コーディネーター面談(Zoomを使用)
プログラム担当コーディネーターとの面談を実施します。
エントリーの経緯などをお聞かせいただきます。

5.企業面接(Zoomを使用)
受入企業、担当コーディネーターとの面接を実施します。ご自身のPRの場としてご活用ください。
※後日、合否のご連絡をさせて頂きます。
その他

代表メッセージ

代表取締役
野田 翔一郎
私は、自転車で行ったことのない場所を旅するのが好きです。レースに出て競うのも良いのですが、自分のペースで自然の中を走り、見たことのない景色や食べたことのない食べ物に出会ったときにワクワクします。同じように、「日本唯一のフロンティア」とも言われる福島の原発被災地域における新規事業は、見たことのない景色や誰も取り組んだことのない課題に取り組めるチャンスです。「自転車人口が完全にゼロになった地域で、もう一度自転車人口を増やしていく」というのは、難しいチャレンジでありつつも、他の地域では取り組むことのできないチャレンジです。
「地方創生」と「自転車」の両方に関心を持っている人は、このプロジェクトが最適だと思います。
一緒にフロンティアのまちづくりを楽しみましょう!

[PROFILE]

東京都出身。2024年7月に福島県富岡町へ家族で移住。
• BIG4(世界4大監査法人)の1社であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のコンサルティング部門出身。PwCの最年少シニアマネージャーを経て2022年に独立。
• Liberty(文化的自由)をコンセプトとして福島復興に取り組む「L7株式会社」を設立。経済産業省や福島県庁とともに自由な発想で福島の新たな価値創造に取り組む。
• 趣味である自転車を通じて福島復興を加速させたい!と思い、自転車業界の仲間とともに被災地で最先端のサイクリスト拠点を作るために活動中

企業・団体概要

企業・団体名: L7株式会社(エルセブンカブシキガイシャ)
設立日: 2023年08月
代表者肩書: 代表取締役
代表者名: 野田 翔一郎
従業員数: 2名
資本金:
売上高:
事業内容: 地域経済や交流人口に関する調査分析・統計解析
企業や行政と共同での地域課題解決プロジェクトの立ち上げ
自主事業として地域課題解決に資する事業の立ち上げ・運営
業種: コンサルティング業
WEB: https://l-7.jp
所在地: 福島県双葉郡富岡町仏浜釜田332

コーディネーターより

NPO法人ETIC.
柴沼奏
富岡町を拠点に、これから事業を始めていく野田さんのサポートメンバー募集のプロジェクトです。
将来的に「富岡町=サイクリストの町」と言われるように、一緒に考えてくれる仲間を募集します!まずはエントリーして、野田さんのアツい想いに触れて見てください!

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