生産現場の「技能伝承」と「ICT」を組み合わせた中小加工業向けITソリューション等を活かした新規事業を構築するプロジェクトメンバーを募集しています!

ニッキフロングループは、1896年に前身である麻問屋「春日商店」として創業し、1944年に製造業に転換して以来、素材に特色を持った「加工業」、加工業から派生した「組立事業」、そして、それらを販売する商事ビジネスへと拡大してきました。
株式会社ニッキフロン・トレーディングは、主に長野県内の企業様向けに工業用シールパッキンの仕入れ、販売を行う商社として、1993年に創業しました。工場内やプラントの配管回りのシール部品、パッキンが中心でしたが、昨今では、半導体関連市場向けで売上を伸ばしているフッ素樹脂製品も多く取り扱っています。同製品は、グループ最大事業部となる「機能樹脂事業部」で、フッ素原料を使用した素材（材料）と、お客様のご希望に合った形状に成形、或いは加工、溶接等を行った製品を生産しています。
天然の鉱石を由来とするフッ素樹脂は、工業製品のほか、新型コロナウィルスのワクチン製造ラインにも、液体薬品の流量を調整するバルブや弁体として使用されており、重要な役目を果たしています。

当社はグループの統括企業として、販売で培った「地元ネットワーク」を活かし、同じ製造・加工を行う中小企業様向けに、社内で構築した先進事例をソリューションとして提供するビジネスや、弊社グループの強みを活かした新たなビジネスの構築を目指します。

工業製品販売が中心の事業体制から、新たな取り組みとしてソリューション提供型ビジネスの展開や、弊社グループの強みを活かした新規ビジネスの展開を計画しています。
一つは、弊社グループ内で、長年の経験で培った高度な技能を有するベテラン人材（＝クラフトマン）から、技能伝承するための「スクール開校」を検討しており、先駆け製造会社のベテラン人材を当社で講師として雇用し、若手人材を中心に指導を行う取り組みで、この運営を弊社が担います。
同時に「伝承すべき技能」を分析し、自働化技術へ展開するもの、人依存の技能をパラメータ化すべきものに分けて展開を進めており、この自働化を、当社グループの生産革新推進室が担い、弊社と連携を取りながら一体的にソリューション提供ビジネスを検討します。
当社が、副業人材に期待することは、弊社の構想に共感いただくことはもちろんですが、ビジネスを検討するに当たって、新たな視点でビジネスモデルを設計できる方、プロジェクトマネジメントができる方です。可能であれば、システムエンジニアとしての経験があれば大歓迎です（システムエンジニアとしての経験がなくても構いません！）。

１　工業製品販売が中心の事業体制から、新たな取り組みとしてソリューション提供型ビジネスの立ち上げ
　弊社グループ内でICT化を進める生産革新推進室（IT対応生産技術人材）と共同で、加工の生産現場に必要なITソリューションを構築を目指しています。現在、自働化ラインの構築を進めており、これを生産管理・生産計画等のシステムとの連携させ、且つ実績データを蓄積し、解析の上今後の生産活動、また、新規の見積り作業にフィードバックさせる必要があり、一連の仕組み構築が必須と考えています。関連企業の現場の課題把握も必要となりますので、幅広い視点をもって取り組んでいただける方、システム構築の経験のある方はご検討ください。システムエンジニアの経験のある方はさらに大歓迎です。

２　弊社グループの強みの分析と、それを活かした新規事業の立ち上げ
　弊社グループの強みの要素を分析し、社会課題解決につながる新たなビジネスを展開してみたいという提案をお待ちしています。提案後は、事業立ち上げに向けた業務、社長や弊社やグループのスタッフと共に新規事業の構想を深掘りしていく責任者またはプレーヤーとして参画いただくことを考えています。新たな視点でビジネスモデルを設計できる方、プロジェクトマネジメントの経験のある方はご検討ください。

当社は、地元長野市の中核企業として、生産現場におけるICT化を進めて、ファクトリーテックの先進事例を作り、これをソリューションとしたビジネス展開から、地元の中小企業様（加工業）の課題解決をサポートしたいと考えております。また、DXによる地元企業の生産性向上から、長野の特色ある産業の活性化に繋げたいと考えております。