若者の力で復興を加速化させる!被災地の若者関係人口増加プロジェクト

ツリースピリット合同会社は豪雨災害以降に設立した法人で、人吉球磨地域での宿泊施設の運営を行なっております。現在運営しているのは人吉市内の中心市街地に新しくOPENしたゲストハウス「CITY」と、錦町のキャンプサイト、コンテナハウス、温泉が併設された「通天の湯」の２箇所を運営しております。

ゲストハウスは豪雨災害からの復興の一助になれば、と今年8月に営業を開始致しました。今後の街の復興において何よりも重要なのは若者が街に関わる仕組みを作ることだと考えております。そのため、CITYは今までの旅館やホテルといった形態ではなく若者が気兼ねなく宿泊できるよう安価な価格設定と、無人運営によるフリータイムチェックインを導入しております。

このゲストハウスをハブとして、市内のさまざまな観光地に若者が訪れ、活気ある人吉球磨を取り戻すことを目指しております。

人吉球磨地方には４年制の大学がなく、毎年数100人の若者が市街、県外に流出しております。一度流出した若者はそのまま都市部の企業に就職し、人吉球磨に戻ってくるのはごく僅かです。地域が抱える担い手不足、少子高齢化、その他様々な課題を解決する糸口は若者の流入です。そのためには市外の大学生や新社会人が人吉に訪れるきっかけや、訪れやすくなる仕組みが必要だと考えております。

ツリースピリット合同会社は人吉のまちづくりを目的として発災後に設立された法人です。代表は人吉市出身の県議会議員であり、10年以上前から人吉市で学生のインターンシップの受け入れや学生活動のサポートを行ってきました。

そんな中で、「学生が地域に関わり続けることができる環境づくり」が地域の活性化においては重要であると考えるに至り、今回の発災によりその思いはより強くなりました。

被災地としてある意味注目してもらえる今だからこそ、地域と若者との接点を構築し彼らが地域内で滞留できる環境を作ることで5年後、10年後も住み続けられる人吉球磨を創れると思いプロジェクトを始めるに至りました。

副業人材の方には私の描く未来像をディスカッションを通してより具体的にし、今後の事業の方向性を共創頂きたいと考えております。

今回のプロジェクトでは人吉球磨における「若者関係人口の増加」と「若者人材が滞留する環境」に関するディスカッションを通した、具体的なアウトプットの構築を目標としております。

具体的な実施内容としましては

・週一回程度のオンラインMTGでも事業者の考える未来像に関するヒアリング
・未来像に向けた客観的視点から考える有効的な打ち手の提案
・他自治体での復興・まちづくりに関する調査・分析

客観的な立場で人吉球磨の現状を見た上での正直な意見、感想やそれを元に人吉球磨に若者を増やし活性化させるアイディアなどを沢山頂けるとありがたいと考えております。

前よりもっと素晴らしい人吉球磨へ。
豪雨災害はとても多くのものを流していきました。
しかし、それと同時に多くの関わりをもたらしてもくれました。
だからこそ、今まで以上に若者あふれる街づくりを通してずっと住み続けられる人吉球磨を創りたいと考えております。
人吉の復興、まちづくりを一緒に考え進めてくださる方にお会いできるのが楽しみです。