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皇室献上米にも選ばれた「伊彌彦米」の販売を支えるバックオフィス改善プロジェクト!受発注の体制のDX化への挑戦

農事組合法人 第四生産組合

プロジェクト概要

平成最後の新嘗祭にも使用された新潟県弥彦村の伊彌彦米。受注の増加に伴い今までアナログで行っていた受注から発送までのフローを見直し、バックオフィスの負担軽減に挑戦します。

自己紹介と事業紹介

第四生産組合は、新潟県西蒲原郡弥彦村で米などの生産を行う農事組合法人です。平成最後の新嘗祭に献上した村のブランド米「伊彌彦米」や、陸あわびとも呼ばれる肉厚な椎茸「やひこ太郎」などの生産を行っています。

——稲作を広めた神様のお膝元で育まれた村を代表するブランド米
当社は、高齢で農業を続けられなくなった農家などから土地を預かり、約70haほどの面積で年間300トンほどの米を生産している法人です。弥彦村で生産されるコシヒカリは、新潟県に稲作を広めたと伝わっている弥彦の神様にちなんで名づけられたブランド米となっており、平成最後の新嘗祭では皇室献上米として使用されたこともあります。
生産へのこだわりも強く、地域の養豚団地のたい肥を主体に、通常の米の栽培で使用する農薬と化学肥料の成分を半分以下に減らしており、お客さまの安全を第一に考えた米づくりを心掛ける他、収穫したお米は玄米の状態で低温貯蔵し、発送する直前に精米することで酸化を防ぐなど、徹底的に品質にこだわりぬいた米作りを行っています。

——地域のこれからの農業を考えていくために
全国的には農業の担い手は減少傾向にあり、弥彦村においても例外ではありません。地域の農業を受け継いでいくために自分たちに何ができるのか?地域の農業従事者たちと話し合い、2019年には地域の農事組合法人2団体と共同出資し、株式会社伊彌彦を立ち上げました。新潟県内でも農業法人が集まって株式会社を立ち上げた事例は過去に無く、取り組みも試行錯誤しながら進めていますが、生産や販売での連携だけでなく、後継者育成や商品開発、観光分野との連携などにも取り組んでいきたいと考えています。
 
■自社ホームページ
https://gensenmai.com/farmer/daiyonseisankumiai

副業人材を募集する理由

今回、副業人材の方と共に取り組んでいきたいのは、当社の受注から出荷までのフローの業務効率化です。
前述した皇室献上米に取り上げられたことやふるさと納税サイトへの掲載、直近ではANA国際線のビジネスクラスの機内食に採用されるなど、知名度も向上してきた結果、ありがたいことに複数の方や販売店からの受注が増加しています。

しかし、増加する注文に対して当社のフローが旧来のアナログな仕組みのままになっており、事務負担の増加や人的ミス等も増えてきています。また、当社では注文を受けてからお米の精米を行いパッケージするため、受注から出荷までに製造の工程があり、受注・製造・出荷担当で情報をやり取りをすることとなります。
その為、タブレット端末などを用いて受注をデータ化し、製造や出荷担当にタイムラグ無く正確な情報を伝達するためのツールの選定や導入後の社内ルールの整備などを共に実施いただきたいと考えています。

具体的な業務内容

上記の受注から出荷までのフローの改善に向けて、下記のような業務を経営者と共に実行することを想定しています。

【現状把握】
・当社の取り扱い商品及び販売窓口の把握
・各販売窓口からの受注フローの見える化
・現状の受注出荷業務の課題の整理
※感染拡大の状況を見つつ、現地を訪問いただきたいと考えております。

【施策検討及び実行】
・整理した課題を解決するために必要な機能を検討
・必要とする機能を備えたツールの選定及び導入補助
・導入したツールの活用方法を可視化したマニュアルの作成

私たちがつくりたい社会/未来

弥彦村は、ものづくりの神様で知られている弥彦神社や村営競輪があり県内でも知名度の高い地域です。

しかしながら、2015年以前は弥彦村の農産物自体はまだまだ知名度が低く、いかに農業を盛り上げていくかが課題となっていました。
そんな中、2016年にふるさと納税向けのお米のブランド「伊彌彦米」の開発に取り組んだところ、毎年皇室で行われている新嘗祭に2018年の献上者として前組合長竹野勝治(父)が選ばれ、「伊彌彦米」を献穀したことにより、皇室献上米としてブランドの確立と至りました。知名度の向上もあり、今では村の税収を支える商品となっています。
お米以外にも、陸のあわびと呼ばれる椎茸「やひこ太郎」や、県内でも一番早く収穫できる弥彦ブランド枝豆「やひこむすめ」などが有名で、弥彦村には魅力的な農産品がたくさんあります。

弥彦村の農業を存続させていく為にも、地域農産物のブランドをしっかりと確立し、若い後継者が魅力を感じるような農業を目指していきます。

募集要項

事業のテーマ
役割・スキル
注目キーワード
価値観・カルチャー
契約期間
  • 3ヶ月
期待すること ・受注から出荷までの業務効率化のためのツール選定及び導入補助
・ツール導入後の社内運用のためのレクチャーもしくはマニュアルの作成
募集する人材像、スキル ・本業などにおいて、バックオフィスの業務改善の仕事に着手したことのある方
・ECサイトを通じた商品販売などの経験があり、注文から顧客への発送までのフローの業務経験がある方
・その他、農業分野を中心としたコンサルティングや協働の経験がある方

(推奨経験)
・個人向け商品の販売に関するCRM構築やマーケティングの業務経験がある方
勤務スタイル 週1回・1時間程度の打ち合わせ及びプロジェクト実施に関する資料作成など週2~3時間程度
※初回は現地を視察いただきたいと考えておりますが、以降は原則オンラインでの実施を想定しています。
赴任交通費 企業負担
マッチングプロセス STEP1:書類選考
STEP2:担当コーディネーター(NPO法人ETIC.)との面談
STEP3:企業代表との面談
※上記に加え、追加の面談及び書類選考を実施する場合もございます。
その他

代表メッセージ

組合長
竹野 勝行
弥彦村で生まれ、高校まで地元で過ごし、東京の大学を経て就農しましたが、当初はJAへの出荷(販売委託)が主となっていた為、地域ブランドの確立がほぼ出来ていない状態でした。

そんな中、当組合は経営の方向性の改善を重点に、直接販売へのシフトに徐々に切り替えるなどの取り組みを行ってきましたが、単農業法人での動きの中で、生産量・知名度に関してはあまり効果的な取り組みができていませんでした。
他農業者との議論を進める中で、「農業とは、地域と一体にならないと守っていけない」という思へと変わり、地域の他農業法人との連携を重点に活動を進めていきました。
当初は、農業の大型機械の利用で組合組織を作りましたが、現在は販売会社「株式会社伊彌彦」を設立し、販売に向けても土台作りが出来つつあります。

弥彦村の農業を守っていくためにも地域の農業法人が一つの目標に突き進むこと、そして、当社でも若者にとって魅力的な農業を実践できるように、受発注フローの改善等に取り組んでいきたいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。

[PROFILE]

地元弥彦村で生まれ、東京農業大学を卒業後、当組合「(農)第四生産組合」に就農。
2017年に組合長(理事)に就任。
2019年に弥彦村農業法人3社の共同出資の基、「株式会社伊彌彦」を設立し代表取締役に就任。
現在は2つの法人の代表を務める。

企業・団体概要

企業・団体名: 農事組合法人 第四生産組合
設立日:
代表者肩書:
代表者名: 竹野勝行
従業員数:
資本金:
売上高:
事業内容: ・米類(コシヒカリ、ゆきん子舞、新之助、みずほの輝き、五百万石、こがねもち)の製造販売
・椎茸(やひこ太郎)やうち豆及びその他農産物加工品等の製造販売
業種: 農業
WEB:
所在地:

コーディネーターより

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