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100年以上続く鍛冶屋が業界の垣根を越え、衛星データ活用し「ローカル課題」解決を行うプロジェクトメンバー募集!

株式会社羽生田鉄工所

プロジェクト概要

本プロジェクトは、ながの起業家創出プログラム「NAGA KNOCK!(ナガノック)」の一環として実施しております。詳細はマッチングプロセスの欄をご確認ください。

自己紹介と事業紹介

弊社は、明治17年に創業し、今年で創立139年目を迎えます。創業当初は、農具の鍛冶屋からスタートし、溶接の技術を活かして蚕糸などのボイラーや、みそ用の大豆を蒸す大型の釜の製造を行ってきました。現在の主力製品は、きのこ生産の菌床殺菌用の圧力容器、高圧殺菌釜です。農具、製糸、みそ、きのこ…まさに長野県の地域の産業に欠かせない製品を作っています。

自社ブランドの「きのこ栽培用培地殺菌装置」、「炭素繊維複合材成形用オートクレーブ」や、オゾンリネン消毒庫や減圧式オゾン殺菌庫等のOEMも手掛けています。トレンドはどんどん変わっていくので、その度にあたらしい装置を開発する方々がいて、連携しながら、お客様が求めるものを追求していくのが商売と考え、私たちの技術も磨き続けています。

2014年からは、信州大学が打ち上げた超小型衛星「ぎんれい」の開発に参加するなど衛星部品を手掛けてきました。2016年にスペース・ニューエコノミー創造ネットワーク(S-NET)という組織ができ、2017年のS-NET東京セミナーに参加したときに宇宙利用産業というのを知り、社内にも「衛星データ利用プロジェクトチーム」を新設しました。それ以降、さまざまな分野の専門家とチームを組み、どのような衛星のどんなセンサー、データを使えば、何の課題が解決できるかという組み合わせ方を考えてきました。

2022年度、NAGANOスマートシティコミッション事業に採択され、衛星データを活用したインフラモニタリングや農作物調査などを行う拠点づくりを通して衛星リモートセンシングを核とした長野での新規事業創出を目指しています。

副業人材を募集する理由

※右の写真は衛星画像データ加工のために地上でのハイバースペクトルセンサ―を使った測定風景です。

弊社は今、部品製作を行いながら宇宙利用産業分野まで取り組んでいます。
●リモセンマート
 人工衛星からのデータを用いたサービスや課題解決方法を紹介するポータルサイト
 https://remosen-mart.com/
●DX寺子屋
 リモートセンシングに関するDXを学び、開発し、事業化する拠点として衛星データ・IoTによる地域課題解決に貢献するスタートアップサポート
●人工衛星の部品製作
 衛星側面のパネルを自社のオートクレーブ装置を使って製作

今後の展望として、技術革新や地域の追い風に乗り、オープンな環境で衛星分析新規参入を可能にする拠点を長野に開設し長野発のモデルケースとしてリモートセンシングデータから、地方のインフラ問題や災害被害等の地域課題解決に貢献するサービス化を目指しています。

欧州、米国などと比較し、この分野の広がりはまだ進んでいない日本において、普及を促進するための法整備とともに、衛星データのオープン&フリー化が国の主導により本格化してきました。衛星データ等の利活用のフィールドは、実際には全国各地のローカルです。

内閣府による宇宙産業ビジョン2030の目標は、現在の1.2兆円という宇宙産業全体の市場規模を2030年までに2倍に拡大を目指しています。その中で宇宙利用産業は8500億円くらいです。長野県は、日本の経済のだいたい2パーセントくらいを担っていますから、長野県全体で160億円くらいの宇宙利用産業を担いたいと思っています。

今回副業を募集する理由は、リモートセンシング基礎技術における課題解決型サービスパッケージの開発とその開発環境整備を進めています。
副業の方には、現在のプロジェクトメンバーに加わっていただき、衛星で解決する策を一緒に構築していくことを期待します。その活動の中で新たな視点から地域の課題解決に向けて独立開業をめざすことも応援いたします。

具体的な業務内容

■宇宙開発のCFO(最高財務責任者)
・羽生田鉄工所のサービス・施設を理解
・プロジェクトチームメンバーと活動期間中の目標の再確認
・共同事業者との顔合わせ
・衛星データ新規事業のプランニング・資金調達検討
・長野市NASC衛星利活用のサポート(実証実験・DX寺子屋の構築等)

■衛星データ分析のエンジニア
・羽生田鉄工所のサービス・施設を理解
・プロジェクトチームメンバーと活動期間中の目標の再確認
・共同事業者との顔合わせ
・長野市NASC衛星利活用のサポート(実証実験・DX寺子屋の構築等)
・衛星データ分析(プロアマどちらでも)
・GISを含めたアプリ開発(プロアマどちらでもいいので経験のある方歓迎)

※どちらかのポジションでもいいですし、兼業希望でも構いません。

私たちがつくりたい社会/未来

羽生田鉄工所は、社員一人ひとりが会社とともに成長していけるように、社会に選ばれ、お客様に選ばれ、地域に選ばれる会社を目指し、社員にとって、社会にとって、高い存在価値を持つ会社となるように、未来に向かって挑戦し続ける集団です。専門知識や意欲を持った方と連携し、自社のリソースに留まらないやり方を推奨しています。長野になければならない老舗企業としてこれからも、新たな挑戦を始める方々に対して技術を提供していきたいと考えています。
今回のNAGAKNOCKでは、そんな羽生田鉄工所での衛星プロジェクト事業化担当として活動を続けることで、長野市で独立開業を目指していくような方々と出会えることをとても楽しみにしています。

募集要項

事業のテーマ
役割・スキル
注目キーワード
価値観・カルチャー
契約期間
  • 6ヶ月
期待すること 衛星データを活用した事業プランニングができること

■宇宙開発のCFO(最高財務責任者)
・具体的エンドユーザーの想定
・資金調達検討(提案書の作成、提案先の検討)

■衛星データ分析のエンジニア
・課題を解決する技術のと用途の実証
・新規事業のプランニング/衛星データ分析/プロトタイプ実装
募集する人材像、スキル 衛星データや宇宙産業に興味があり、未来を描けてドライブしてくれる存在
衛星データ活用知識で地域/社会の課題を解決したい方

■宇宙開発のCFO(最高財務責任者)
・資金調達・財務の知見をお持ちの方
・宇宙ベンチャーの投資家/VCの知見をお持ちの方

■衛星データ分析のエンジニア
・IoT・オープンデータのエンジニア
・衛星データのバックグラウンドをお持ちの方
勤務スタイル ・毎週一度のオンラインミーティング
※普段のコミュニケーションはslackのチャットツールを使用します。

・月1‐2回は1泊2日程度で現地に赴き、受け入れ企業経営者およびプロジェクトリーダーとの打ち合わせやプロジェクトの進捗に応じた現地活動(インタビュー、フィールドワーク、意見交換等)を実施します。
赴任交通費 要検討
マッチングプロセス 本プロジェクトは、長野市主催「NAGA KNOCK!」(ながの起業家創出プログラムin東京2022)事業の一環で運営事務局のNPO法人ETIC.が募集およびコーディネートをしています。

NAGA KNOCK!は、長野市で社会課題解決に向けた取り組みを行いたい経営者と共に新規事業を起こし、長野市での起業する人を生み出す9ヶ月間の実践型プログラムです。7ヶ月間の副業終了後は、個人起業・(起業準備)・共同会社設立・受入企業での新部署立ち上げなどを目指します。応募前に必ず公式サイトをご覧ください。
▷NAGA KNOCK!WEB:http://nagaknock.etic.or.jp/

【マッチングまでのプロセス】
Step1:NAGA KNOCK!エントリーフォームからエントリー
下記URLのエントリーフォームよりお申込みください。
▷エントリー:https://etic.or.jp/nagaknock/entry/

Step2:書類選考
エントリー内容より、書類選考をさせて頂きます。
選考結果はメールにてお伝えいたします。

Step3:事務局面談(Zoomを使用)
事務局との面談を実施します。※選考の場ではございません。
エントリーの経緯などをお聞かせいただきます。

Step4:企業面接(Zoomを使用)
受入れ企業との面接を実施します。ご自身のPRの場としてご活用ください。※後日、合否のご連絡をさせて頂きます。

Step5:契約に向けた最終打合せ
契約内容等の摺合せを行います。
2022年7月〜2023年1月が業務委託契約期間です。
その他

代表メッセージ

代表取締役
羽生田豪太
平和利用のための研究開発により、世界トップレベルの宇宙技術を保有するこの国において、宇宙利用産業という領域、とりわけ衛星データを活用したリモートセンシングによるソリューションについては、世界のスピードに追い付けていないのが現状です。
私たちはその一助になろうと、2018年ころより活動を進めてきました。昨年、リモセンマートというポータルサイトの正式運用が始まり、この分野のサービス提供なども開始したところです。
実際に衛星リモートセンシングが様々な分野に価値を提供しうるのは、地球の周りを周回する衛星の数が増えて、かなり頻繁にデータが取得できるようになってからになります。現在はそれに向け、圧倒的に不足している人材を育成する時期であり、数年後に本格化する、衛星データ利活用に向け、国内に向けたサービスを、共に創っていければと考えております。

[PROFILE]

1965年東京都港区生まれ。1985年に株式会社羽生田鉄工所に入社、2001年代表取締役就任。2004年、炭素繊維強化プラスチック成型用オートクレーブ装置の開発により、複合材料業界への参入をきっかけに航空宇宙産業に関わる。航空機装備品開発用防爆試験装置の提供、大学発衛星、ベンチャー衛星への複合材部品の提供をへて、宇宙利用産業領域での事業化を進めている。

企業・団体概要

企業・団体名: 株式会社羽生田鉄工所
設立日:
代表者肩書:
代表者名: 羽生田豪太
従業員数:
資本金:
売上高:
事業内容: 日本一の「クラッチドア」メーカーを目指して、「丸型」「角型」のクラッチドア式圧力容器の製造・販売を事業の柱に、各種鋼板から産業機械までの一貫した当社工場製造を通じ、生産設備の高付加価値化に対応すべく技術力を向上させるとともに、「鍛冶屋の技術」をより磨き上げ価値ある製品づくりを行う。
業種: 製造業
WEB: http://www.hanyuda.co.jp
所在地:

コーディネーターより

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