【日本酒好き大歓迎】地域の酒蔵と企業をつなぐコーディネーター募集!

ナオライ株式会社の代表、三宅紘一郎と申します。私は広島県の瀬戸内に浮かぶ人口約30人の離島三角島(みかどじま)を本社とし、東京本郷三丁目と広島で日本酒の魅力を発信しながら日本各地の酒造と連携し地域ブランディングを展開しています。

日本酒は各地域ごとに酒米や製造方法などに特色があり、味も風味も多様な日本の文化です。しかし、私が生まれた1983年には日本全国に2531社あった酒蔵が、2008年は1610社となり、25年で921社が業務を停止しました。このような状況を変え、多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぐことを使命として、「時をためて、人と社会を醸す」というビジョンを掲げ事業展開をしています。

今回、地域の酒蔵と東京など都心の企業がタイアップし醸造する、日本酒醸造サービス「YAOROZU（やおろず）」のコーディネートと法人提案を共に行っていただける方を求めています。

酒蔵を営む親族が多い家系に生まれた私は右肩下がりの日本酒業界に危機を感じ、日本酒を世界に広めようと、中国で日本酒販売会社やビール会社で9年間上海で働きました。

しかし、衰退していく日本酒業界に対して、日本酒の新しい市場を創る圧倒的な結果は出せていませんでした。自分が何をしたいのか突き詰めて考えた時、売りたいというよりも、自分たちにしかできないこと、社会に何かを表現したいという思いに至りました。

行き着いたのは「酒蔵の価値を再定義し、多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぐこと」でした。日本酒は全て同じと思われがちですが、地域によって酒米や製造方法が違い様々です。そこで酒蔵と地域資産を活かして魅力を最大化すべく、瀬戸内海の離島三角島のオーガニックレモンに目を向けました。試行錯誤の結果、レモンの日本酒スパークリング「MIKADO LEMON」を開発しました。

「MIKADO LEMON」をきっかけに、農業体験を実施したり、インターンシップを受け入れてきた結果、事業をスタートして2年間で約250名の方が訪れてくださりました。

地域で様々な交流が生まれていくこのモデルを全国の酒蔵で実現し、酒蔵の存在価値を変えたと思っています。

現在、3つの事業を展開しています。1つは、三角島(みかどじま)で採れる良質な無農薬レモンをテーマに、世界に誇れる最高級のスパークリングレモン酒「MIKADO LEMON」の開発・販売。2つめは、各地の酒蔵と企業をマッチングし、酒蔵に今までなかったB to Bの市場をつくる「YAOROZU」事業。3つめは、お酒を介した意義ある場づくりを通して、人と人がつながるコミュニティをつくる「KAGURA」事業です。

今回は「YAOROZU」事業を全国展開すべく、地域酒蔵と企業をつなげ醸造する、法人向け提案をしていただける方を求めています。地域酒蔵との契約を今年中に8拠点目指しており、多くの企業に紹介していきたいと思っています。酒蔵と企業がマッチングすることで地域はより活性化され美味しい日本酒の開発ができ、今までになかった日本酒を未来につくることができます。

日本酒が好きな方ほど、地域や酒蔵によって持ち味が違う楽しみや豊かさを知っています。この多様な文化を残していくためにもぜひ、共感し関わってくれる方を求めています。例えば地元の酒蔵や好きな酒蔵と企業をマッチングしてみるのも面白いと思います。三角島にも興味をもってくださる方は大歓迎ですし、ぜひ遊びにもきていただきたいです。

最後に私たちのビジョンは「時をためて、人と社会を醸す」です。事業を通して地域の課題を解決し、自分たちにしかできないことを、時をためてこつこつと展開していきます。そして先祖が残してくれた日本酒文化を次は私たちが、未来へ引き継ぎたいと思います。みなさまの応募を心よりお待ちしております。宜しくお願いいたします。